沖縄本島最北の秘境！大石林山(だいせきりんざん)は自然エネルギーに圧巻の観光スポットです！

沖縄の最北端、「やんばる」と言われる地域に「大石林山(だいせきりんざん)」という観光スポットがあります。

本島北部は那覇空港から車で2時間以上かかり、長い時間かけて来てもあまり観光地がないので観光客は少なめです。

初めての沖縄観光ではまず訪れることのないエリアですが、「やんばる」には、沖縄の昔からの大自然が多く残っていて、「やんばる」でないと味わうことのできないこともいっぱいあります。

私も正直、初めて大石林山へ行った時は、あまり期待していませんでした。
(すみません^^;)
でも、行ってみてよかったです。

自然のエネルギーが生み出す石山や大きなカジュマルの木、ソテツなどの亜熱帯の自然林に圧巻でした。

今回はそんな「やんばる」地域の大きな観光スポット、大石林山をご紹介します！

大石林山(だいせきりんざん）とは？？
いざ大石林山の散策へレッツゴー！
- 「奇岩・美ら海パノラマコース」は、不思議な形の石と展望を楽しめる！
- 「やんばる森林コース」で巨大なカジュマルやソテツ群落に圧巻！
大石林山の情報
まとめ

大石林山(だいせきりんざん）とは？？

大石林山は沖縄北部、国頭郡(くにがみぐん)国頭村にあります。
東京ドーム約11個分の広大な敷地の中に散策コースが設けられています。

石灰岩が長い年月をかけて雨水などにより侵食されてできた地形を「カルスト地形」といいますが、大石林山は、約2億年前の石灰岩が浸食されてできた日本で唯一の亜熱帯のカルスト地形です。

その石灰岩が、尖って露出しているものを「ピナクル」といいます。
大石林山ではこのピナクルが集中して見られます。
初めて見たときは、尖った岩山が続く姿に圧倒されました。

また、このあたりの山々は安須杜(アシムイ)と呼ばれ、昔から聖なる地として伝えられていて、多くのウガンジュ(拝所)があると言われています。

大石林山には、２つの散策コースが設定されていて、入山料を払ってトレッキングを楽しめます。
この岩山、見るからに散策は大変そうに思われるかもしれませんが、子供や健康な年配の方でも楽しく歩けるくらいの道なので大丈夫ですよ^^

途中岩がゴロゴロしている道もあるので、スニーカーなど歩きやすい靴がおすすめです。

いざ大石林山の散策へレッツゴー！

出典：大石林山

まずは駐車場に車を停めてチケットを購入します。
※チケットの購入詳細は記事の後半「大石林山の情報」に記載。

チケット売場から出ているシャトルバスに乗り「精気小屋」という建物まで行きます。

約5分ほどで「精気小屋」到着！
ここから散策スタートです。

コースは「奇岩・美ら海パノラマコース(約1200メートル、所要時間約60分)」と「やんばる森林コース(約1000メートル、所要時間約30分)」があります。

2つともコースを回っても料金は変わらないので、両コース制覇する人もいるようです。
私も両コース行ってきました。
両コース行っても1時間半、休みながらゆっくりでも2時間あれば行けます。

まずは「奇岩・美ら海パノラマコース」から散策スタートです。

「奇岩・美ら海パノラマコース」は、不思議な形の石と展望を楽しめる！

奇岩・美ら海パノラマコースは、カルスト地形を存分に体験できるとともに、美しい沖縄の海を見渡せるコースになっていて、岩山の上には、沖縄本島最北端の辺戸(へど)岬や、海に浮かぶ島々を望むことができる絶好のビュースポットもあります。

いくつか岩がありますが、このコースの一番のスポットは有名な「悟空岩」。
「西遊記」に出てくる孫悟空が生まれた場所をイメージして名付けられたそうです。

悟空っていうイメージはあまり感じませんでしたが、荒々しくて迫力があるので、見ているだけで圧巻です。

こちらは「石林の壁」の前に置かれている開運の石。

これに触ると邪気を払い、心身のバランスを整えて運気があがる・・・とされています。
いっぱい触れておこう！(笑)

その先にも奇石がいっぱいです！

守り猫

岩の頂上に猫！？

骨盤石

これは見てなるほど～～っと、わかりやすい(笑)

骨盤石に触れることで、弱っている部分の血行が良くなって体調が整えられる・・・らしいです。

生まれ変わりの石

この岩を1回くぐると悪い過去を捨て、2回目くぐるとリセットされ、3回目で新しく生まれ変わると言われている岩です。

骨盤石とセットでお祈りすると「子宝」の石になるそうです。
（看板にそう書いてありました）

セットって・・・セットでお得みたいな(笑)

不思議な形をした石を見ながら進んで行った先は視界が開けます。
「美ら海展望台ステージ」です。

沖縄最北端の辺戸岬(へどみさき)を見下せます。

天気が良ければ、その先の鹿児島県の与論島や沖永良部(おきのえらぶ)島までも一望でき、風と波の音が聞こえて最高の景色です。

岩ばかり見て登ってきたので高さを感じなかったんですが、展望台はかなり高い位置です。
とても解放感があって、風も心地よいです^^

このコースの最後に見れる「烏帽子岩(えぼしいわ)」

鋭く尖ったピナクルという地形が見られます。

烏帽子岩を過ぎた後は精気小屋へ戻ってこのコースは終了です。
この後はまだまだ行ける方は「やんばる森林コース」へ行ってもＯＫですし、シャトルバスで駐車場に戻ることもできます。

私は休憩の後、「やんばる森林コース」へ行ってみました^^

「やんばる森林コース」で巨大なカジュマルやソテツ群落に圧巻！

精気小屋から駐車場への帰り道にもあたる「やんばる森林コース」。
時間や体力に余裕のある人は、このコースも散策しながら帰るのをおすすめします！

「行きたいけど、コース全部歩くのはキツイ・・・」という方は、帰りのシャトルバスで運転手さんに伝えれば、見どころの「御願(うがん)ガジュマル」の辺りで降ろしてくれます。
そこからなら駐車場まで5分くらいの距離なので、このコースの顔であるカジュマルを楽しむことができますよ^^

ソテツ群落

「御願(うがん)ガジュマル」の手前には、６万本ものソテツが生い茂る岩山が見られます。
岩間に大小のソテツがたくさん！大迫力です！

日本最大級の「御願(うがん)ガジュマル」

「御願(うがん)」とは、沖縄の方言で願いや祈りを表す言葉。
枝の張り出しが日本最大級だそうです。

でも確かにこんな大きなカジュマル見たことないです。
精霊（キジムナー）の目撃談も多くあるそうで・・・。
もしかしたらここで、不思議な体験が出来るかも知れません。