沖縄に行くと必ずと言っていいほど耳にする沖縄の音楽、沖縄民謡。
曲を聞くと「あ、沖縄っぽい!」ってすぐ思いますよね。
観光地はもちろん、お店などでもBGMとして流れてたり、沖縄民謡のステージがある居酒屋などもあって観光客には大人気です。
そんなよく耳にする沖縄音楽のことを知っていると、沖縄の旅も更に楽しめます。
ということで、今回は沖縄の音楽、琉球音楽について、わかりやすく簡単にご紹介します!
これを知って、沖縄ライブのある居酒屋で盛り上がっちゃってくださいね!!
目次
沖縄の音楽は大きく分けて2種類
沖縄の音楽は、沖縄が琉球時代に首里城の中で始まった「琉球古典音楽」と、一般の人々が楽しんだ「沖縄民謡」に分かれます。
琉球古典音楽は「琉楽(りゅうがく)」とも呼ばれ、三線(さんしん)や琴、笛や太鼓などにによって演奏されるもので、王族などの限られた人たちのための音楽。
一方、沖縄民謡は大衆音楽で、三線(さんしん)を弾きながら口ずさむ島唄。
民衆の暮らしの中に溶け込んでいった音楽です。
沖縄民謡や島唄は、観光客向けだけでなく、沖縄の人々の生活に今も根付いていて歌い継がれています。
また日本の民謡は、ほとんどが古典となっていて、新たに創作されることはあまりありませんが、沖縄民謡は今現在でも創作が続けられているんですよ。
沖縄っぽい!と思う理由は「琉球音階」
沖縄の音楽の音階は「琉球音階(りゅうきゅうおんかい)」と呼ばれています。
普通の音階「ドレミファソラシド」の「レ」と「ラ」を使わない「ドミファソシド」という5音音階になっています。
特に「ファ」と「シ」の音の使い方がポイントになっていて、沖縄音楽を何曲か聞くと分かってきます。
この音階が独特で、柔らかくて、聞き心地が良くて、時に哀愁漂い、どこか懐かしい・・・そんな言葉が並びます。
沖縄音楽に欠かせない楽器
沖縄音楽に欠かせない楽器と言えば「三線(さんしん)」です。
よく「三味線(しゃみせん)」と同じと思われるようですが、三味線と三線はちょっと違います。
見た目は同じように見えますが、三線のほうが一周り小さく、ニシキヘビの皮が使われているのに対し、三味線は猫や犬の皮が使われているんですよ。
三線は沖縄の人にとっては心の楽器。
床の間に三線を飾ることも珍しくないようです。
その他には、太鼓や口笛、それから「サンバ」という3枚の板で出来ている、カスタネットに似た楽器を使って演奏します。
よく耳にする沖縄の曲
たくさんの沖縄民謡、沖縄の曲がありますが、BGMに使われたり、沖縄民謡ステージがある居酒屋でよく歌われる曲のご紹介です^^
有名な歌手が歌っている歌もあるので、これ聞いたことある!という曲があるかも!?
安里屋ゆんた(あさどやゆんた)
沖縄県の八重山諸島、竹富島に伝わる民謡です。
とても有名な曲で、よく民謡ライブでも歌われます。
琉球王朝時代のロマンスを歌った歌なんですが、歌詞を見ても意味がわからない言葉も多いですね(笑)
でも「サアー、ユイユイ」のところと、合いの手を覚えておけばライブで歌われても楽しめます^^
てぃんさぐぬ花
沖縄で一番知られているわらべ歌。1番から10番まであります。
「てぃんさぐ」とはホウセンカのことで、沖縄では古くからホウセンカの汁を爪に塗って染めると、マジムン(魔物)除けの効果があると信じられています。
そのことから、1番の歌詞は、ホウセンカの汁で爪を染めるように「親の言うことを心に染めなさい」という意味の歌詞です。
親や年長者が色々なことを教える教訓歌です。
唐船どーい(とうしんどーい)
こちらの唐船どーいはカチャーシー(三線の速弾き)の曲で、エイサーもこの曲で演舞されることも多い、超ポピュラーな曲。
民謡ライブはもちろん、沖縄を走る「ゆいレール」でも駅の到着を知らせる曲になっていたりと、至る所で耳にします。
「唐船ドーイ」の意味は「中国から貿易船が来たぞー」という意味だそうですが、この曲聞くと体が勝手に動き出してしまいます(笑)
黄金の花(こがねのはな)
沖縄から本土へ出稼ぎに旅立った労働者へ向けた歌になっています。
色々な方がカバーされています。
何度聞いても、この曲を聞くとなんだかジ~~~ンとしてしまう、心に残るよい曲です。
ハイサイおじさん
この曲は知っている方も多いのでは?
変なおじさん~♪(笑)
これもよくライブで歌われます。ノリがよいですもんね!
その他、有名アーティストが歌い、知名度も高い曲「花」や「島唄」、「涙そうそう」なども、ライブではほぼ歌われますね。
やはり本土の人が知っている曲なので、これが歌われると盛り上がります。
あとは、沖縄出身アーティストであるBIGINさんの曲、若い年代の人も知っていることもあり、よく歌われます。
優しい歌声、素敵な歌詞、ほんとによいです。
BIGINさんの曲で以下の曲は、お客さんからのリクエストも多く、知っているとライブを楽しめます。
島人ぬ宝(しまんちゅぬたから)
オジー自慢のオリオンビール
三線の花
あ~~、何度聞いても良いですね。
沖縄の景色が目に浮かんできます。
沖縄音楽おすすめCD
沖縄民謡を聴きたいなと思ったら、まずこの1枚!
夏川りみさんの透き通った歌声が心を癒してくれます。
りみさんのアルバムですが、どの曲も沖縄民謡の代表的な曲ばかり。
多くの方が知っている「花」「島唄」「涙そうそう」も収録されています。
もう1枚は今回ご紹介した曲が何曲か収録されている、沖縄歌のベストともいえるアルバムです。
本格的に色々沖縄民謡が聴きたいと思ったらこれ。
これを聴けば、もうどこのライブへ行っても歌えます!(笑)
沖縄好きなら必須の1枚ですね。
まとめ
今回は旅行中にもよく耳にするであろう、沖縄民謡、沖縄音楽を中心にご紹介しました。
沖縄に行ったら「生」で琉球音楽を聴ける、参加できる、民謡居酒屋に是非行ってみてください。
やっぱり「生」で聴くのはCDで聴くのとはわけが違います。
沖縄料理と泡盛を味わいながら生演奏を聴く・・・。
なんとも贅沢で楽しい時間です。
今回ご紹介した曲を聴いてからだと、より一層楽しめますよ!
ライブのラストには観客も一緒に踊るカチャーシーをするお店も多いので、飲んで歌って踊って、楽しい思い出を作ってくださいね!
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