沖縄県の南部、南城市に橋で渡れる島、「奥武島(おうじま)」があります。
奥武島は、周囲約2キロほどの小さな島で、もずく漁やイカ漁などの漁業を中心とした人口約1,000人ほどの小さな島なんですが、見どころ、味わいどころなどがいっぱいの島なんです!
特にてんぷらが有名で、このてんぷらを目当てに連日多くの人が訪れています。
とても美味しいてんぷらです。
私も何度か奥武島へ行きましたが、てんぷら屋さんはいつも行列ができていて大人気です^^
今回は、そんなてんぷらが超美味しくて、他にも見どころ、立ち寄りどころいっぱい、そしてまったりのんびりできる「奥武島」をご紹介をしますね!
目次
海を見ながら名物のてんぷらを食べよう!
中本鮮魚てんぷら店
記事冒頭でも書きましたが、奥武島はてんぷらが有名です。
橋を渡ったすぐ先にある「中本鮮魚てんぷら店」は特に有名で、連日長蛇の列ができる人気店です。
こちらのお店は、観光情報誌などによく掲載されていることもあって、いつも列をつくっています。
また、奥武島に入ってすぐの所にお店があるので、すぐにわかります。
さかなやアーサ、もずく、やさいなどの10種類以上の天ぷら、あと、てんぷら屋さんでは珍しく揚げパンも売っています。
私のここでのおすすめはさかなのてんぷら!
私が食べたときは「グルクン」という沖縄では県魚になっている魚ですが、季節によってさかなの種類が違うようです。
ふわふわの魚の身が美味しかったですよ!
1つ65円という安さにもつられ、ついつい色々買ってしまいました^^;
店舗情報(中本鮮魚てんぷら店HP)はこちら
https://nakamotosengyoten.com/store/
大城てんぷら店
どうしても入口近くの「中本鮮魚てんぷら店」が有名ですが、奥武島にはてんぷらのお店がまだあります。
奥武橋を渡ってすぐ右に曲がり、少し車を走らせると左手に見えてきます。
こちらのお店は、地元の方が多い印象です。
もちろん観光客もいますが、少し車を走らせないとお店が見つからないためか、「中本鮮魚天ぷら店」よりは観光客は少ないかな。
でもこちらのお店もかなりたくさんの人がいました。
こちらでは注文書に購入するてんぷらの数を書き、番号札で呼ばれる仕組み。
注文してから揚げるので少し待ち時間があります。
「中本鮮魚天ぷら店」は列には並びましたが、すぐてんぷらを渡されたので、すぐ食べたい!という方は「中本鮮魚天ぷら店」がいいかも。
「中本鮮魚天ぷら店」も「大城てんぷら店」もどちらも美味しいです!
完全好みにはなりますが、どちらかというと、私は「大城てんぷら店」のが好みですね。
「大城てんぷら店」のてんぷらのほうが大きいですし、揚げたてが食べられるので^^
でもグルクンのてんぷらは「中本鮮魚天ぷら店」のが美味しかったなぁ。
ネタによって違うのかもしれませんね。
是非食べ比べしてみてください。
営業時間:11:00~19:00
定休日:月曜日(※祝祭日は営業 翌火曜休み)
奥武橋を渡って左にいくと「テルちゃん いまいゆ市場」という、穴場的てんぷら屋さんもあります。
種類は少ないですが、奥武島では一番大きいてんぷらです!
こちらのお店のてんぷらも是非食べてみてくださいね^^
奥武ビーチでゆっくりまったり・・・
奥武橋を渡ってすぐ左手に透明度抜群で綺麗な小さいビーチがあります。
ここでは、購入したてんぷらを片手に、旅行者や島民がくつろぐ憩いの場みたいになっていて、雰囲気もGOOD!
夏には地元の子供たちが、奥武橋の上から飛び込みをして遊ぶ姿もよく見かけます。
そんなに高さもない橋なので、ちょっとしたスリルを味わえる感じで楽しそうです!
そんな穏やかな島の雰囲気も楽しめる場所です。
島内には拝所(うがんじゅ)がいっぱい!拝所巡りをしてみよう!
竜宮神(りゅうぐしん)
奥武島は「祈りの島」といわれるほど、拝所(うがんじゅ)=神に祈りを捧げる場所 が、多く点在しています。
その中でも、一番インパクトがあり大きなキノコのような岩が「竜宮神」です。
竜宮神は島の東南にあり、案内板がでているところの階段を降りていきます。
奥武島ハーリー( 爬竜船(はりゅうせん)で競漕することで航海の安全や豊漁を祈願する祭り)が行われるときに安全祈願する場所にもなっていて、重要な拝所となっています。
ここから見る海の景色は解放感があってとてもいいです。
また、見事な浸食岩は見ごたえあります。
夕陽も綺麗に見えますよ。
ただ、ゴツゴツした岩場で足場が悪いです。
ビーサンやヒールなどでは危険ですので気を付けてくださいね。
その他にも島内には拝所がたくさんありますが、一部ご紹介。
国軸
奥武島の集落の中にひっそりとあります。
ハマヒチぬ主
「海からの恵に感謝し豊漁航海安全を祈願する拝所である」と書かれています。
奥武島の漁業の守り神だそうです。
浜ぬヌウシジ
民家の壁にくっついています。
ヒータチー(灯台)
島で一番高い場所なのかな。
写真奥の石垣の上に方形のブロックが置かれているのが、以前は灯台だったそうです。
奥武観音堂
島のシンボル的存在の「奥武観音堂」
沖縄では珍しい観音堂で、島民の拠り所となっています。
300~400年ほど前、漂流した中国の船員たちを島人が助けたお礼に贈られた観音像を祀ったのが始まりですが、当時の観音像やお堂は、沖縄戦ですべて消失してしまったので、現在あるのは再建されたお堂と観音像だそうです。
奥武島は、徒歩でゆっくりと回ってこそ味わえる魅力があるので、是非ご紹介した場所も巡ってみてくださいね。
奥武いまいゆ市場で島の魚や野菜を楽しもう!
2014年に奥武島にオープンした奥武いまいゆ市場。
奥武橋を渡って左に行くとあります。
「いまいゆ」とは、沖縄の言葉で「新鮮な魚」という意味。
ここでは新鮮な魚と収穫したばかりの新鮮な野菜が楽しめます。
店内はちょっと通路が狭いですが、鮮魚店がたくさん入っていて、海鮮丼などがいただけます!
手頃な奥武島丼は600円で食べられました^^
魚以外にも、スターフルーツやアイスクリームバナナなど、本土では見かけることのない果物も。
見るだけでも楽しいです。
フィッシュサンド200円。
2015沖縄南城セレクションを受賞していて売り切れ必至のフィッシュサンド。
美味しかったですよ。
奥武島の風景
トビイカの天日干し
6月から秋ごろまで見られる風景です。
なかなか見られない風景ですよね。
このイカをいまいゆ市場でも購入できます^^
猫の島
奥武島は猫の島と言われているくらい、猫がとても多く、猫に100%遭遇します(笑)
とても人慣れしていて、自ら寄ってくるので猫好きにはたまらないですよ^^
ま、てんぷら目当てで寄ってくるんですけどね~。
愛嬌たっぷりの猫ちゃんたちとのんびり過ごすのも奥武島の楽しみ方の1つです。
奥武島アクセス
那覇空港から車で約40分ほど。
国道331号線に「奥武島」の案内標識があります。
自動車道利用の場合は「南風原南IC」から約20分ほどです。
まとめ
本島からすぐ行ける奥武島ですが、やはり離島独特の風情があって、居心地がとてもよいです^^
ゆっくりと流れる島時間を、ぜひ感じに訪れてみてくださいね!
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