首里城の駐車場や料金は?見どころもご紹介!


沖縄旅行のツアーにもほぼ確実に入ってる、沖縄の必見スポットの一つ、「首里城」。

行ったことない方も、2000年に沖縄サミットもありましたので「首里城」という名前くらいは知っているのではないでしょうか?

全国各地に「〇〇城」というものはたくさんありますが、この首里城はよくあるお城の形とは全く違う「城」です。
中国や日本、琉球の建築様式を取り入れた独特の作りが特徴で、世界遺産にも登録されています。

今回はこの首里城について、観覧ポイントなどをご紹介したいと思います。

「歴史ってあまり興味ないし、漢字も読みかたもよくわからないし、首里城はあんまり~」と思う方もいるかもしれません。

でも今回は、そんな方に特に読んでいただきたいなと思います。

読み終えたら、「首里城行ってみたい~」と、きっと思っていただけると思います^^

首里城についてちょっと知っておこう

首里城の歴史

約450年(1429年~1879年)に渡って栄えた琉球王国時代。
1879年(明治12年)に琉球王国が滅亡して沖縄県になります)首里城は琉球王国の国王が居た城であり、政治や外交の中枢として栄えていました。

13世紀~14世紀頃につくられたのではないかと言われていますが、はっきりとした年代はわかっていないそうです。

また、1945年(昭和20年)の沖縄戦で全焼してしまいましたが、現在までに約6割くらいが復元されて公開されています。

世界遺産に登録されているのは首里城跡

2000年12月に世界遺産に登録された首里城。

勘違いしている方もいるようなんですが、世界遺産に登録されているのは「首里城跡」であり、朱色のこの鮮やかな正殿ではないんです。
(私も正殿だと勘違いしてました^^;)


この正殿の下に首里城跡があります。
床がガラス張りになっているところから見ることができます。

首里城公園について(料金、アクセスなど)

料金

首里城(正殿)は「首里城公園」の中にあります。無料エリアと有料エリアとがあり、正殿などがあるエリアは有料となっています。

大人820円
高校生620円
小中学生310円

※6歳未満は無料です

モノレール(ゆいレール)を利用する方は、入館料の割引が受けられます。
フリー乗車券(1日券及び2日券)での利用に限りますが、券売所の窓口へ乗車券を提示すると以下の料金になります。

大人660円
高校生490円
小中学生250円

フリー乗車券をお持ちの方は、忘れないように窓口に提示してくださいね。

アクセス

那覇空港(空港周辺のレンタカー屋さん)からは時間帯にもよりますが、車で早くて30分、混雑すると50分くらいかかります。

空港周辺のレンタカー屋さんからだと、那覇市内の中心を通ったり、混雑する国道などを通って行くことになるので、運転経験があまりない方は、ちょっとドキドキするかもしれません。

ルート自体はそんなに複雑ではないので、ナビを使いながらゆっくり向かってくださいね。

ゆいレールを使う場合は、「首里駅」で下車。そこから徒歩だと20分くらいです。1.5キロほどあります。
ただ、真夏などは、20分歩くのがけっこうキツイ・・・。

これから首里城見学で散々歩くのに、その前に疲れてしまったら行く気が失せます(笑)

駅前にタクシーがいますので、特に小さい子供連れや年配の方はタクシーのほうがいいかと思います。
タクシーは5分ほどで到着しますし、500円くらいで行けますので、ラクチンです。

首里城見学の所要時間は?

首里城公園には正殿以外にも見どころポイントがたくさんあるので、じっくりゆっくり周ると2時間はかかります。

下記コースだと、主要なポイントはほぼ観覧できて、ポイントの滞在時間にもよりますが、1時間~1時間半程度で周れます。

各観覧ポイントはアルファベットで表記されている箇所です。
アルファベット順に周ります。

では以下で、このコースにあるポイントを簡単にご紹介しますね。

首里城公園観覧ポイント紹介

I 観光のスタート地点 首里杜館(すいむいかん)

「首里杜館」と書いて「すいむいかん」と読むとは・・・想像すらできんって^^;

さて、ここは地下が駐車場になっていて、車で来る方は、たいていここからがスタートになります。
総合案内所やレストランなどがあります。

B 守礼門(しゅれいもん)

首里城公園へ来たら、まずはここを通ります。
最近はほとんど見かけませんが、2千円札に使われている図柄が、この守礼門です。

門に飾られている額に「守禮之邦(しゅれいのくに)」と書かれていますが、これは「琉球は礼節を重んずる国」という意味だそう。
美しくて風格のあるこの門の前は、撮影スポットになっているようで、大勢の人が写真撮影をしています。

C 園比屋武御嶽石門(そのひゃんうたきいしもん)

守礼門を通り抜けてから、左側にある石門なんですが、まず・・・読めませんね(笑)
この門は琉球石灰岩で造られた、世界遺産にもなっている石造建築物なんです。

この石門は人が通り抜けるために造られたものではなくて、奥の森に宿る神への礼拝の門なんです。

国王が出かける前に、ここで道中の無事を祈願していたと言われています。

D 歓会門(かんかいもん)

「歓会」とは歓迎するという意味で、城郭内へ入るための最初の門です。
門の周りは、高くて頑丈な城壁で囲まれていて、威厳を感じます。

私は個人的にここが一番お気に入りです*^^*

この門を抜けた後に、役人姿のスタッフさんの出迎えがありますよ。

E 龍桶(りゅうひ)

階段を上ったところにある瑞泉門(ずいせんもん)手前にある湧き水で、昔は王宮の飲料水として使われていました。

この口から水を出している龍の彫刻は、なんと500年前の当時の物!
1523年に中国からもたらされて、首里城の彫刻物の中で、唯一当時の物なんです。

500年もの間、水を出し続けているなんて・・・、ロマンを感じますねー。
水も澄んでいてとても綺麗ですよ。

F 日影台(にちえいだい)


日影台とは、日時計のことです。漏刻門(ろうこくもん)を抜けた広場に設置されています。

琉球王国時代、首里城ではこの日時計を用いて時刻をはかっていました。
日影台の示す時間は、日本の標準時間にに対して約30分ほど遅れているそうですが、昔の人の知恵はすごいですよね。

ちなみに日影台に来る前に通ってきた、漏刻門の漏刻(ろうこく)とは中国の言葉で「水時計」の意味です。
昔はこの門の横に水槽があって、その水槽から水が漏れる量で時間を計っていたといわれています。

で、この水時計の補助的な役割を日影台が担っていたと考えられているそうです。
日時計と水時計、両方を使って時間を計っていたんですね。

G 首里城正殿 

 

やっと首里城正殿到着です(笑)

鮮やかな朱色の正殿、個性的で美しくて、最初に目の当たりにしたときは感動しました。

鮮やかな色の次に目につくのが、龍がたくさんいること。

龍は国王の象徴とされていたので、龍の装飾があちこちでみられます。

その数33体!みなさんも色々な龍を探してみてください。

また、正殿の中では遺構(世界遺産になっている石積)が見られます。

首里城は実は4度も焼失していて、今ある正殿は、3度目の焼失の後に建てられた姿を基にしているそうです。

H 西のアザナ(いりのあざな)

駐車場に向かう帰り道に立ち寄れる、西のアザナ。
「アザナ」とは島の言葉で、見物台のことです。

標高約130mで、西側の城壁に設けられていて、王国時代にはここに旗を立てて、那覇港へ入る船を見張ったり、時刻を知らせる鐘を鳴らしたりしていた場所です。

お天気の良いときは、慶良間諸島まで見渡せ、大パノラマが楽しめますよ^^

また私は体験したことないんですが、ここから見る夕焼けはとても綺麗らしく、日没後は首里城のライトアップもあるので、地元のデートスポットにもなっているそうです。

ちょっと一息しましょう

コースには入れていませんが、有料エリアの中にある「書院・鎖之間(さすのま)」では、琉球王国時代の4種類の伝統菓子とお茶(さんぴん茶)が味わえます。

入場料とは別に310円必要ですが、王子がお客をもてなす際に使用した部屋で、琉球のお茶菓子を頂いて雰囲気を楽しむことができます。スタッフの方がお菓子や鎖之間の庭の説明などもしてくれて、おすすめですよ。
西のアザナへ行く前に、休憩がてら是非利用してみてくださいね^^

 まとめ

いかがでしたか?行ってみたくなりましたよね?(笑)

頑張って記事にしたので、行ってみたい!と思っていただけたら、すっごく嬉しいです!
行く前に少しでも知識をつけていくと、観光が更に楽しいものになりますしね^^

私が紹介した以外にも、まだ見どころはたくさんあるので、公式ホームページなども確認していただいて、琉球王国時代を堪能してくださいね!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください