「やちむんの里」や「やちむん通り」で自分だけのやちむん探しへ行こう!


沖縄の伝統工芸品のひとつである「やちむん」を知っていますか?

やちむんとは、沖縄のことばで「焼き物」のことです。
長年の伝統が受け継がれている民芸品ですが、ぽてっとした厚い形状におおらかで力強く、温かみのある絵付けがされている器は、なぜかとても惹かれ、虜になる人も少なくありません。

やちむんは沖縄の人々の生活用品としてはもちろん、沖縄旅行のお土産としても、とても人気が高いんです。

私も沖縄へ行くたびに「今回はどの子を連れて帰ろうかなぁ」と心躍らせています(笑)

今回はそんな魅力いっぱいの「やちむん」の色々をご紹介します^^

これを知ってると、器選びも更に楽しくなりますよ~~~!

400年以上続く「やちむん」のルーツ


やちむんの歴史はとても古く、沖縄がまだ琉球王国と呼ばれていた時代の話です。

海外と盛んに交易をしていた14世紀~16世紀頃、中国などから陶磁器が輸入されるようになり、南蛮焼きの技術が伝えられました。

それがやちむんの原点と言われています。

「壺屋(つぼや)やちむん通り」はやちむんの故郷

那覇市の壺屋に「壺屋やちむん通り」という通りがあります。

1682年に当時の琉球国王が、焼き物産業の振興を目的に、県内に点在していた陶工を壺屋に集め、誕生したのが「壺屋焼」です。
現在も壺屋には、窯元や店舗が連なり、やちむんの故郷として親しまれています。

しかし1970年代に入り、市街地にある壺屋は、焼き物の製作時に発生する煙の公害問題が起こり、那覇市は薪をたく「登り窯」の使用を禁止しました。

それにより、陶芸家たちはガス窯への転換を余儀なくされてしまいます。

<壺屋の登り窯跡>

「読谷(よみたん)」は、やちむんの聖地

伝統的な「登り窯」の技法を失ってしまった壺屋焼。
途方に暮れた陶芸家たちに手を差し伸べたのは、沖縄県中部にある読谷村(よみたんそん)でした。

読谷村は他の伝統工芸品も多く、当時文化奨励に積極的だったので、読谷村に登り窯を作ることを陶芸家たちに提案します。
登り窯にこだわりを持つ一部の陶芸家たちは、読谷に登り窯を作り、壺屋から読谷に移りました。

その後「やちむんの里」として発展、今も多くのやちむんが読谷村で作られています。

<やちむんの里の登り窯>

こうしてやちむんは長年の歴史を得て、壺屋は「やちむんの故郷」、読谷は「やちむんの聖地」として、沖縄の焼き物2大エリアとなり、今ではどちらも多くの観光客が訪れています。

器の種類

やちむんの種類は大きく分けて「荒焼(あらやち)」と「上焼(じょうやち)」の2種類があります。

荒焼(あらやち)


荒焼は名前のとおり、見た目の粗さが特徴で、釉薬をかけずに焼いたものです。
低めの温度(約1120度)で焼きあげます。

陶土の風合いをそのまま活かしているので、装飾はほとんどされていません。

壺や水がめなどの大型の容器が多く、南蛮焼ともいわれています。

※釉薬(ゆうやく)=陶器に光沢を出すガラスの粉末。釉薬をかけることにより強度が増し、水漏れしにくくなったり、汚れが付きにくくなったりする。

上焼(じょうやち)


釉薬をかけて焼かれたものです。

高めの温度(約1200度)で焼きあげます。

釉薬で装飾されているので、食器や酒器など日用品が多く、今のやちむんの主流です。

やちむんの仕上がりは自然まかせ

やちむんは大量生産する工業製品のように均一には仕上がりません。
すべてが1点もので、ひとつひとつ表情が異なります。

絵付けや削り方などの技法はもちろん、土の質や釉薬の種類、その時の天候、火のあたる向きや角度などにより、やちむんの仕上がりは変わってきます。

この自然まかせな仕上がりが、やちむんの魅力であり、やちむんの虜になってしまう理由かも^^

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やちむん、最大の特徴であるのがこの大胆な模様です。

お気に入りの器だと、お料理の盛り付けも楽しいし、お料理頑張ろうって気になりますね(笑)

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沖縄の海を思わせるような綺麗なこのブルーのお皿も有名です。

飾っておきたくなるほど素敵です。

可愛らしいデザインから渋めのデザインまで、本当に色々なデザインがいっぱいです!!

やちむんを見に行こう!!

やちむんは空港や国際通りなどのお土産屋さんでも売っていますが、やちむん2大エリアである壺屋とやちむんの里は、工房の数も多く、観光客で賑わっています。

また、やちむんの里近くにある「読谷村共同販売センター」や定期的に行われる「やちむん市」などもおすすめですよ!

順番に紹介していきますね。

壺屋やちむん通り


壺屋には30軒ほどの店舗や窯元があります。
壺屋は、沖縄らしくゆるりとした風情ある散策と、やちむん探しが楽しめます。

 

やちむんの里

赤瓦が魅力の登り窯があり、やちむんの里を象徴する景色になっています。

登り窯は、一番下にある焚き口に薪をくべると、その炎の熱が段々と登り、最上部に達する仕組みなんですが、三日三晩寝ないで炎を絶やさず、微妙な温度調整を行って焼き上げていくそうです。

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読谷は自然豊かな場所なので、読谷の風景を楽しみながら器さがしも楽しいですよ。

読谷村共同販売センター

やちむんの里から車で5分くらいのところ、国道58号沿いに「読谷村共同販売センター」という読谷村の特産品や工芸品などを販売しているところがあります。

ここでは、読谷村内のほぼすべてのやちむん工房の作品を販売していてます。

やちむんってどんなもんだろう・・・とはじめて手に取る方に特におすすめしたいお店です。
ここでは各工房の紹介などがされているので、やちむんの里に行く前にここへ寄ると予習になります(笑)!

私も初めてやちむんを知りたいと思ったとき、まずここへ行き自分好みの工房を探しました^^

ここにはやちむん以外にも「読谷山花織」や「琉球グラス」なども販売されていて、読谷の伝統工芸品に触れることができますよ~。


読谷村共同販売センター
 http://www.kyouhan-y.com/ 

やちむん市


沖縄県内では各地で年に数回「やちむん市」が開催されています。

やちむん市では屋外会場にテントを張り、数多くのやちむんが並べられます。

やちむん市では通常よりも安価でやちむんが購入できるとあって、県外からもお客さんがやちむん市を目的に来るほどです。

沖縄旅行者も、このやちむん市に合わせて旅行する方も少なくありません。
私も過去にやちむん市目的で沖縄へ行ったことあります^^

やちむんをたくさん安価で購入したい方は、開催される時期に合わせて旅行するといいですよ~。

やちむん市の日程の確認はこちらでできます^^
http://www.okinawastory.jp/feature/yachimun/market

沖縄に行けない!けど、やちむんが欲しい!という方はこちらでも買えます^^

まとめ


簡単ですがわかりやすさを心掛け、やちむんのご紹介をさせていただきました。
いかがでしたか?

ひとつひとつ表情の違うやちむんは、選ぶのも使うのもとても楽しいです。
見ているだけで癒される器たちは、どんなデザインでもなぜか優しげで、沖縄らしさを感じることができます。

是非「壺屋やちむん通り」や「やちむんの里」へ足を運んで、自分だけのお気に入りを見つけてくださいね!!

やちむんを好きになると、次回沖縄に来る楽しみがまた増えますよ~~^^

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