沖縄土産のド定番「紅芋タルト」のランキング記事を以前書かせていただきましたが、多くの方に読んで頂いて、とても嬉しいです(≧∇≦)
そこで、もう一つのド定番土産である「ちんすこう」も是非ランキングしてほしいとのお言葉を頂きましたので、今回は「ちんすこう」の食べ比べしてみました!
「ちんすこう」も今やめちゃくちゃ種類があって、どれがいいのか迷いますよね~?
味もチョコ、塩、抹茶、パイナップルなどなど・・・かなりの種類!
でも、やはり沖縄土産にするならばっ!
沖縄の伝統菓子として、一番美味しくてお土産に最高!と思ったちんすこうを選びたい!!
ということで、私の独断と偏見ですが、色々食べ比べした結果をランキングにしました!
と・・・その前に。
「ちんすこうって何??」
という方もいるかもしれませんので、豆知識ということで少し「ちんすこう」のお話をさせてください。
知ってから食べるちんすこうはまた格別!になるかも^^
目次
「ちんすこう」とは??
ちんすこうとは沖縄県で琉球王朝時代から作られている伝統的なお菓子です。
小麦粉、砂糖、ラードを原料とし、沖縄版クッキーってところですね。
ちんすこうは昔は王族や貴族がお祝い時に食べていたようで、一般の人たちは食べることができないお菓子でした。
また昔は大きくて丸い形だったようですが、上記写真のように細長くてサイドがギザギザしているのが、今の基本的なちんすこうの形ですね。
でも最近は、様々な形のちんすこうを見かけます。
さて、何故「ちんすこう」って名前なのか。
ちん「珍」は、珍しい、すこうは「お菓子」の意味で、「珍しいお菓子」という説もあれば、下記Wikipediaにあるように、ちん「金」は高価な物を表すので、「高価なお菓子」という意味である説も。
以下Wikipediaから。
由来には諸説ある。
中国には桃酥という同種の焼菓子が存在し、その昔中国南部で作られていたと言われている小麦粉に砂糖とラードを加えて蒸したカステラのような蒸し菓子が、沖縄県の気候や原料に合わせて創作されたという説や、ポルトガルの焼き菓子であるボーロがシルクロードや海路を通じて伝わった説などもある。また琉球王朝に伝わっていた菓子製造にまつわる本「菓子例帳」(かしだめしちょう。焼失したため現在は口伝の形で残るのみ)には現在と異なり、ちんすこうは赤、黄、緑の着色がされていたとある。
スペインに古くから伝わる祝い菓子のひとつポルボロンは、材料や食感などにおいてちんすこうとの共通点が多い。
以前は米の粉(みじん粉)を使用していたとされる材料も小麦粉へと変化している。また漢字表記の金楚糕は、「黄金色に輝き(金)、ほどけるような口当たりの(楚)焼菓子(糕)」という由来を持つ。
まあ結局のところ色んな説があるんですね。
私も知らなかったので勉強になりました。
では、知識を得たところで、ランキングいきましょう!
食べ比べしてみたちんすこう
今やちんすこうの味の種類は30種類以上あると言われています。
さすがに30種類も食べ比べはできないので、人気のある3つの味に絞って食べ比べをしました。
食べ比べした味は
・プレーン
・塩
・その他(チョコ、黒糖、抹茶、紅芋、さくら)
プレーンや塩だけでも、どんだけ種類あるんじゃー!ってくらいありましたが、頑張りました(笑)
お土産に最適な「ちんすこう」ランキング
6位 さくらちんすこう
こちら、珍品堂さんの期間限定ちんすこう。
ちょっと珍しかったので食べてみました。
原料に乾燥桜葉塩漬けが入っているので、味は桜餅みたいな味です。
桜餅好きにはいけると思いますが、これ、ちんすこう?って思うくらい、ちんすこうっぽくない。
パッケージもピンクで可愛く、形も星形(桜型?)なので、更にちんすこうからかけ離れている感じです。
期間限定のようですし、春の沖縄旅行のお土産とかにはいいかも。
でも、もう普通のクッキーですね・・・。
普通のちんすこうが苦手な方や、女子へのお土産にはいいかもです!
5位 抹茶ちんすこう チョコチップ入り
こちらは南風堂さんの「抹茶ちんすこう チョコチップ入り」です。
プレーン、塩味以外のちんすこうの中で抹茶味はわりと人気があり、各メーカーから抹茶味はでていますが、抹茶味の中ではこれが一番美味しく感じました。
京都産の抹茶を使用していて超抹茶色、濃い緑色をしています。
でも味はそこまで抹茶は主張してこない、ほんのり抹茶味。
基本的なちんすこうの形をしていて、食感は多少もさもさするものの、ちゃんとちんすこうです。
チョコチップ入りですが、あまり甘ったるくなくて食べやすいです。
抹茶とチョコって合いますね^^
4位 ちんすこうショコラ(ダーク&ミルク)
ファッションキャンディさんから出ているちんすこうショコラ。
有名でよく見かけるので、食べたことのある方も多いのではないでしょうか。
ミルクとダークの2種類の味があり、こちらは1箱買えば2つの味を楽しめます。
ミルク味は甘い・・・。チョコがひたすら甘いです。
ただでさえ砂糖たっぷりのちんすこう。
さらにチョコレートで甘さ倍増になっています・・・。
チョコ好きな方にはうける味ですが、正直ほとんどちんすこう感がないです。
チョコクッキーといったほうがいいかな。
一方ダーク味は、ダークなだけあってミルクより甘さは控えめ。
私はこっちのほうが好きです。
でもこれも普通のチョコレート菓子を食べている感じ。
これもちんすこう感がないですね。
でも、いくつかチョコ味のちんすこうを食べた中では、このちんすこうショコラが一番美味しいと感じました!
3位 雪塩ちんすこう
こちらも南風堂さんのちんすこうです。
塩味のちんすこうの中ではこれが一番美味しいと感じました!
こちらは宮古島の雪塩が使われています。
この雪塩はとてもまろやかな塩で、ちんすこうの甘さと、このまろやかな塩加減が絶妙!
甘ったるくないので、甘いのが苦手な人でもこのちんすこうなら食べられます。
もさもさ、さくさくで、ちんすこう感もあってとても美味しいです。
けっこう病みつきになる味です!
2位 新垣ちんすこう
「新垣菓子店」のちんすこうです。
新垣菓子店は、200年もの歴史をもつ老舗で有名なので、知っている方も多いのではないでしょうか?
実は「新垣」と付くお店は「本家 新垣菓子店」「新垣ちんすこう本舗(新垣菓子店)」「新垣カミ菓子店」という3軒があるんですが、お土産屋さんでよく見かけるこちらのちんすこうは「新垣ちんすこう本舗」のもの。
(「本家 新垣菓子店」と「新垣カミ菓子店」のちんすこうは、お土産屋さんには出回らないレアなちんすこうで、簡単に手にはいらないんです)
このちんすこう、お味はというと、甘くて素朴。
余計なものが入っていない純な味。
やっぱりちんすこうはこれだよ!と言える安定したお味です。
形も細長のサイドにギザギザがある基本形で美味しいです^^
1位 くがにちんすこう
1位に輝いたのは、沖縄くがにちんすこうです!!
このちんすこうを製造する「琉球銘菓くがにやあ」さんは、那覇市にある小さいお店で、2010年に創業ということで歴史が浅いお店ではありますが、くがにちんすこうは、全国菓子大博覧会にて「金賞」を受賞したり、沖縄県推奨優良県産品に推奨されたりと、素晴らしい実績があるちんすこうでもあります。
形は基本の細長い形ではなく、宮廷菓子であった頃の原型(丸形)です。
食感は他のちんすこうとは違い、固めで歯ごたえがあります。
これは油脂や糖分を控えめにして、細粒糖が使われているからだそう。
味はちんすこうですが、甘さはかなり控えめ。
最初食べたときは、ちんすこうの食感とかなり違ったため「ん?」と思ったんですが、食べるとこれが一番美味しい・・・と私は感じました。
保存料や着色料も使われていなくて、素朴で本当に美味しいです。
おすすめです!
まとめ
今回は「ちんすこうランキング」をご紹介しました!
ちんすこうもほんっとに種類ありすぎて、ちんすこうと名は付いていても、ほぼクッキーじゃん・・・みたいなものも多いです。
それはそれで美味しく頂けますが、やはり伝統菓子としてのちんすこうを味わいたいのならば純粋なプレーン味がおすすめですね。
1位2位に選ばせていただいたちんすこうは、どちらもプレーン味で素朴な味わいですが、これがやはり一番美味しいと思いました。
今回のちんすこうの紹介やランキングが、ちんすこう選びの参考になれば嬉しいです。
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